発達障害の子供の習い事-そろばんを習う6つのメリット

数の概念を理解するには、そろばんだと思い立ち、教室を探し始めたのが、娘が小学校1年生の頃でした。そろばんを習うことで得られる6つのメリットを紹介しています。
昔から「読み・書き・そろばん」と言われるわけ
昔から、まずは「読み」「書き」「そろばん」て言われますよね。それぞれは、文章を読む力、文章を書く力、計算する力です。基礎学力を支えるとても大切な力です。
小学校で学校生活を送っていくことで、自然と身に付くだろうと安易に考えていました。実際は、これらを身に付けるのはとても大変で、たくさんつまづいています。
そろばんを習う6つのメリット
AIが計算してくれる時代に、そろばんは時代にあってない、と言われたりもしますが、そんなことはないです。そんな時代だからこそ、そろばんの魅力を再確認してみます。
1.数の概念を理解しやすい
発達障害があると「数の概念」がどうしても理解できない、なんてことありますよね。
我が家の娘も、一桁の計算はできるのに2桁の計算になると全く分からなくなり、よく泣いていました。繰り上がりの計算がどうしてもできなかったのです。当時は、娘だけでなく筆者もどうしたらいいのか分からず苦しかったです。
そろばんは玉を弾きながら計算をするので、視覚化して数を覚えられます。「数の概念」や「足して10になる数字」などが苦手でも、視覚化することでイメージしやすくなります。抽象的な数の概念を見てイメージするので理解しやすいです。
2.ワーキングメモリが鍛えられる
そろばんで行う暗算は、珠算式暗算と言われます。頭の中でそろばんを使って計算します。娘はまだエアーそろばんを指先で弾きながら暗算をしていますが、上級者になれば頭の中だけで出来ます。
珠算式暗算は右脳を働かせて行います。見たものを記憶し、その情報を体に伝え、計算をして指先を動かす。この作業は、脳を活性化させます。
「ホンマでっか!?TV」でおなじみ、脳科学者の澤口俊之先生は、そろばんも(ピアノと同じように)脳の構造を変えることが分かっていると述べています。
一般知能についても、私がそろばん教室に協力してもらい統計的に調べてみました。その結果、一般知能、ワーキングメモリなどの知的能力が向上することがわかりました。
(中略)
もともとの知能の高さより、どれだけそろばんを長くやってきたかという練習の強度が、一般知能を上げる要因になっていることがわかりました。つまり、もともとの優秀さは関係なく、そろばんを長くやればやるだけ、一般知能が高まるということです。(引用:プレジデントFamily プレジデントムック塾選び習い事選び大百科2015年完全保存版』(プレジデント社)p.110より)
3.費用が安い
そろばん教室は、他の習い事に比べると、費用が比較的安いです。教室によって違いますが、週に2〜3回が多いのではないでしょうか。月謝は5,000円~8,000円前後です。
ピアノやエレクトーンなど音楽系の習い事は、楽器を揃えるだけで結構なお値段がします。サッカーや野球などのスポーツ系の習い事も、ウェア購入費や遠征費がかかってきますので、お金がかかります。その点、そろばんの道具一つですみますので、コスパはいいです。
ただし、月謝とは別に検定費用はかかってきます。級が上がるごとに金額も上がっていきます。
4.自信がつく
発達障害の子は、叱られることが多くなるので自己肯定感が低くなってしまうと言われています。それが原因で、2次障害を発症しやすくなりますので、自信を持たせることはとても大切です。
そろばんでは検定を受けて級を取っていきます。挑戦した級に合格するたびに自信がつきます。次の級に進めず壁にぶつかった際は、諦めずに継続することで忍耐力がつきます。
さらに、九九の先取りをしてくれます。学校の授業での困りごとが減り、とても助かりました。小学校3・4年生では、そろばんの授業がありました。そろばんを習っていることで、お友達にすごいねと褒められるとまた自信がつきます。
「自分はできる」と自信を持つことは、自己肯定感を高めることにも繋がってくると思います。
5.集中力がつく
そろばんは玉を指で弾き計算します。小さな玉を弾き間違わないようにするのはけっこう大変です。集中力がつくし指先が器用になると思います。
6.資格が取れる
そろばんを習うと、そろばん検定や暗算検定の資格を取得できます。履歴書にも記載できる資格を得ることができるのが、他の習い事との大きな違いです。
そろばんの検定試験を行っている大きな団体としては、日本珠算連盟と全国珠算教育連盟があります。団体によって検定の難易度が違ってきます。ですので、履歴書に書く場合は、どこの団体の何級かを記入するようにしましょう。
そろばんを習わせるデメリット
そろばん習うことで得られる6つのメリットを紹介してきました。次に、デメリットについて少しだけ紹介します。
他の習い事との両立が難しい
そろばん教室で級を取っていこうとすると、週2~3回は通わないといけません。他の習い事や部活動との両立は難しくなるかもしれません。ですので、段を取った段階や小学校6年生で辞めていくお子さんが周りには多いです。
字が雑になる
そろばんは、正確な計算と速さを求められるのでゆっくり丁寧に字を書く習慣が身につきにくいかもしれません。進級するに連れ、スピードが求められるので字も速く書こうとし、なぶり書きになりがちだと言われています。
しかし、娘いわく、「字が汚いのはそろばんのせいじゃない!」と言っていますので、これはその子の性格が大きく左右するのかもしれませんね。
まとめ
そろばんを続けることで、数字に対する苦手意識が少しずつ軽減され、算数の時間も楽しめるようになってきました。さらに、「競技そろばんの大会に出場する」という新しい目標もでき、頑張っています。
昔から、「読み」「書き」「そろばん」と言われるように、そろばんは、基礎学力を上げてくれる、とても効率の良いツールだと思います。そろばんを通して自信をつけ、娘の困りごとは減ってきたように思います。

Azu
このBlogの筆者
はじめまして、このブログの筆者のazuです
子育て中心の毎日で、夫、娘、息子と小さなお家で暮らしています。小学5年生の娘が2年生時に、ADHD(注意欠陥・多動症)と診断されました。娘の困りごとを減らそうとアレコレやっています。
以前は、社会福祉士として児童施設で働いてました。仕事での経験も生かしながら、日々の生活の中で感じたことを中心に記事UPしています。

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